こんにちは、
ゆにわ梅部・部長のセイラです。
今回から
「どうして、昔ながらの梅干しを食べるといいのか?」
ということについて
お話ししていけたらなと思っておりまして・・
実は、
梅干しには大きく分けて
2種類あって
よく、スーパーで売られている
はちみつ梅だったり
かつお梅のような梅は
『梅干し』ではなく
『調味梅』と呼ばれるものなのです。
あれらは
塩分をかなり抑えて作っているので
保存性がなく
その保存性を補うために
保存料であったり
その他の食品添加物を使って
味や色味まで調整しています。
逆に『梅干し』は
塩だけで漬け込んだ(しそ梅は赤しそも使用)もの
を指します。
昔ながらの
しょっぱくて、すっぱくて
食べた瞬間、顔がシワクチャになる梅干しこそが
本来の〝梅干し〟なんですね。
で、
よく、「毎日梅干しを食べるといい」
といったことは
言われるので、聞いたことがある方も
多くいらっしゃるのではないかと思うんですが
本当に、毎日食べた方がいいのは
『調味梅』ではなく
『梅干し』なのです。
ここ、大事なポイントなので
忘れてはいけません。
毎日食べるのは
調味梅ではなく、梅干し。
しかも
しっかり〝自然塩〟で作られた
他に何も余計なものが
加えられていないものが好ましいのです。
イメージで言うならば
梅干しっていわば
「個性をしっかり生かした状態」
で、
調味梅は
「こうなりなさいって言われた状態」
だと思うとわかりやすい。
梅干しは、本来の〝梅〟が
のびのびと良さを発揮しているので
本来持っている栄養素や
エネルギーが溢れている状態なのに対し
調味梅は
外からいろんなものを付け足して
「梅本来の力」を外に出し
不自然な「別のもの」を加えている状態です。
梅そのものの魅力を引き出すのではなく
添加することで
コントロールしているわけですね。
僕たちに、梅干し作りを教えてくださった
その道50年の梅博士である〝前田さん〟は
梅が本来の力を発揮できず
外から色々と付け加えられている梅を
「梅がかわいそうだ」
と表現されていました。
まるで、本当の才能を活かせずに
「こうなりなさい」
と強制されている子供のように見えるのでしょう。
だから、僕たちは、前田さんと共に
梅本来の魅力をどれだけ引き出せるのか?
ということに
日々チャレンジし、
そのための製法を取り入れているわけです。
想いを込めて大切に作られた
「梅」には
もともと、ものすごいエネルギー(生命力)が
宿っています。
それを引き出し、
それをいただくことで
人は〝栄養素〟以上の
恩恵を受けることができる。
なので僕たちは
どこまでも
梅干しのエネルギーをあげ
生命力を増幅させるつもりで
梅干し作りに取り組んでいます。
そういう想いから
僕たちが採用している梅干し作りの製法が
他に類を見ない
〝本格梅酢漬け〟
というものになっているのですが
ここに関しては
かなりこだわりが詰まっているので
次回のコラムで詳しくお話しさせてください。
まずは、
梅本来の魅力をしっかり引き出した
『梅干し』を
毎日いただくこと。
ここを大切にしていただけると嬉しいです。
では、また!
ありがとうございました!