こんにちは、
ゆにわ梅部・部長のセイラです。
『おうちで寿』
にて、梅干しを漬け込んでいく中で
多くの方が
「このやり方で大丈夫だろうか?」
「これは間違っているんじゃないだろうか?」
「え?なんか不安なんだけど・・」
という不安を
(ときたま)感じていらっしゃるように思います。
初めての梅干し作り
さらに
やったことのない
「梅酢漬け」という製法。
当然、
「これで大丈夫かな?」
と不安が生まれるのは
無理もないことです。
しかし、
そういった気持ちは
全て天にお返しするような気持ちで
『梅』
と向き合っていくことを
心がけていきましょう。
というのも
僕たちが触れるものや
作るものは
自分の「心」の状態が
大きく影響していくものなのです。
つまり
不安な気持ちで
「大丈夫かな?」
「問題ないかな?」
とソワソワしながら
梅に触れていると
そのソワソワした
〝不安な気持ち〟
が、その梅干しに乗っかってしまいます。
この〝不安な気持ち〟を抜け出すのは
その対象を
「信じること」
が重要になってきます。
逆に言うと
不安で仕方ない、という状況は
それは
『その対象を信じきれていない』
ということでもあるわけなのです。
例えば、
部下や子供に
何かを伝える場面になった時
私たちは
その目の前の「1人」に向かって
「絶対にできるようになる」
と信じて
物事を伝えます。
絶対にできるようになると
信じているから
あえて、難しいことにもチャレンジしてもらうし
変に甘やかすことはしません。
でも、
そうやって
「根底では信じられている」
という安心感が
その子を成長させ
どんなことにでも
挑戦していける強い心が身についていくのです。
信じられているから
頑張れる
安心できる
のびのびとやれる
そういうものですよね。
しかし
何かを伝えてくれる人が
自分のことを
ずーっと心配し続けていたらどうでしょう?
「え?できる?大丈夫??」
「無理しないでね。頑張りすぎないでね」
「失敗しちゃったの!?もう危険だからやめておきましょう」
これは
一見、面倒をみてくれているようで
実は
こちらの根底にある力を
能力を、本領を
信じることができていない、ということなんですね。
(この子には無理かもしれないから)
「頑張りすぎないでいいからね」
(この子には乗り越えられない問題だから)
「無理しなくていいからね」
過保護になって
不安な心が沸き起こってくるのは
そういう背景もある
ということなのです。
まず、いちばんに大切なこと。
それは、
そのもの(人)が持つ
〝可能性〟を信じることです。
こちらが
〝梅〟を信じて
〝梅干し〟になっていく過程を
サポートしていくことです。
こちらが
心から梅を信じ、
「何かあったら手を差し伸べる」
「梅の頑張りをサポートする」
という気持ちで
触れていくことが
「美味しい梅干し作り」
の基本なのです。
だから
「これが正解かな?間違っているかな?」
と、不安になったり
焦る必要はなくて
ご自分がつけられた梅を
信じ、愛して
優しく触れていってあげてください。
梅を信じて
凛として
梅との日々を過ごしていきましょう。
それでは、
ありがとうございました。